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頌春
いよいよ政権交代元年がスタートしました。政権交代は単に民主党が自民党に代わって政権に就く以上に、まさに戦後のアメリカ占領期から自民党の長期政権が営々と作り上げた政官業癒着システムそのものからの転換を意味します。制度疲労、格差社会出現、医療・教育の崩壊、外交破綻など社会の基本システムが音を立てて崩壊しつつあるこの国を、一瞬でも早く立て直し再出発できるように、私も、持てる力のすべてを尽します。
同時に世界は、ブッシュ政権やネオコングループが考え実現しようとたグローバル世界像の破綻した状況の中で、新しい方向性が次第に見えるようになってきています。私も新しい次元での世界像そして日本社会像を求めて活動を活発化させるつもりです。
2008年元旦 首藤信彦
予告:ホームページも新しくします!乞うご期待。
憲法は法律だが、問責決議案は道徳律
12月15日には終了するはずだった臨時国会は再延長され、年を越えて2008年1月15日までの会期となった。臨時国会は二度延長されることが許されるが、年の瀬をまたいで延長されるのは異例中の異例である。しかも、国会法で通常国会の開始が1月となっているために、会期末は極度に窮屈な議会運営となろう。
政府がここまでぎりぎりの再延長をする理由は、衆議院より参議院に送って60日が経過した法案は参議院が否決したと見做されるという憲法59条の規定があるからである。これによれば、テロ特措法新法は、1月12日以降は、審議未了による廃案でなく、参議院によって否決されたと解釈することができる。同条は同時に、参議院で否決した法律案を出席議員の三分の二の賛成で再可決することによって法律とすることができるとある。しかしながら、憲法で2/3ルール適用は、あくまで特殊事情のもとでの特例であり、またそのような非常手段を採用(たとえば58条:議員除名)することが大多数の国民の賛同を得る場合であり、安易にそれを一般化できないことは明らかだろう。わざわざインド洋上まで自衛艦を派遣して、アメリカ軍艦に給油する程度のことに、はたしてこのような憲法の特殊対応をとることが許されるのかどうか大いに疑問である。
すでに多くの調査において、国論が二分するというより、あきらかに国民の反対意見が多くなっているような状況で、2年前の小泉劇場選挙の結果を唯一の根拠に衆議院議員の三分の二をもってこのような法案を再可決するのは、最も近い民意確認が、与党大敗の7月の参議院選挙であることを考慮すれば、まったく正当な根拠を欠いた暴挙であるといわざるを得ない。
そのような民意に逆らう暴挙を福田政権が安易に行うとは想像しにくいが、万一、そのような行動に出れば、必ず国民の強い非難を浴びることになろう。民主党も当然のことながら、参議院において総理大臣に対し問責決議案を提出することになろう。
自民党の一部には(森元総理など)、問責決議は憲法上規定がないので、無視して政権に居座り、すべての法案をこの衆議院での三分の二ルールで強行可決すればいいというような乱暴な意見もあるが、それは法の論理を知らない者の戯言としかいいようがない。憲法は法律であるが、問責決議は道徳律であって、憲法に優先するものに他ならない。問われているのは、法律の条文違反ではなく、本来、政治行政にたずさわる者の本質的な道徳なのである。
はたして福田総理が日本憲政史上はじめて民意によって問責された(参議院で問責決議案可決)政治家として中学の教科書に永遠に汚名を残すような行為をとるのか否か、われわれも眼を大きくひらいてその瞬間を見届けよう。
2007年12月22日 首藤信彦
公正を好み、悪を懲らしめる想像上の聖獣
『カイチ』がすとう信彦のシンボルマークです
カイチ(迯ャ豸)は青い毛に覆われ、羊にも熊にも似ていると言われています。一本の太い角があり、争っている者がいれば、正しくない側を角で触れ、法廷で偽りを述べる者には走り寄って角で突きます。中国の長い歴史の中で、法のシンボルとされてきました。すとう信彦はこのことが自分の政治家としてのスタンスに一致すると考え、シンボルマークとすることにしました。なお、このデザインは、U.G.サトー氏によるものです。
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「政治参加で未来をまもろう」
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首藤信彦著
定価777円(税込み)
岩波ジュニア新書
(岩波書店ジュニア新書ののウェブページはこちら)
「未来」は現在の次に自動的に到来するものではありません。われわれが希望を託す「未来」はもう溶解しつつあって、現在の社会が次に提供しようとしているものは、もはや「未来」とは呼べないような質の悪いものなのです。
今、世界では若者が自分たちの未来をまもるために、選挙権があろうが無かろうが、さまざまな手段を使って社会の不条理、抑圧的な政府や社会構造と闘っています。それはある意味で若者の自己防衛(セルフディフェンス)なのです。フランスでは高校生の組合が全国の高校生をデモに動員して政府の新雇用法撤回を勝ち取り、韓国では高校生向けのインターネット新聞が発行され、アメリカでは18歳の市長が誕生する...そうした世界全体で若者が立ち上がっているのに、なぜ日本では若者は自分の人生をそして未来をまもろうとしないのか、そこに日本社会の抱える深刻な問題があるのです。
そうした問題点を分析すると同時に、現代社会における民主主義の意義、政治の役割、そして市民が政治に参加するための具体的な方法などを書きました。高校生や大学生の皆さん、そしてその親の世代にもぜひ読んでほしいと思います。 -首藤信彦-
追伸: 多くの読者の方に激励のメッセージをいただきました。寂寞とした政治状況の中ですが、大いに勇気づけられました。その中から政治評論家の森田実さんのメッセージを紹介させていただきます..
森田実の時代を切る:森田実の言わねばならぬ
2006年9月22日{371}
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